20歳代〜30歳代の女性70%以上の方が肩こりを訴えています。
肩こりは急性の筋肉の外傷によって起こる場合や心理的なものを除いて、ほとんど姿勢による負担増と運動不足によるものと考えられています。肩の筋肉が損傷を受けると炎症反応により部分的に血行不良になり筋肉が硬くなってきます。普通は自然に回復してきますが、慢性化することもあります。不安や怒りが交換神経を刺激することにより局所の血行不良を生じさせ、痛みを起こす物質を作り出すといわれています。
血行不良タイプ
肩が石のように硬く、マッサージする側も大変な状態。肌の色が暗く、シミや目の下にくまがあります。ふくらはぎに静脈が浮き出たり、女性では月経痛が酷い人もいます。 対処法は軽く汗をかくくらいの運動をし、脂っこい食事、習慣的なアルコール摂取を減らし、新鮮な野菜をたっぷり取ることが大事です。漢方薬として丹参(冠元顆粒)の服用はさらに効果的です。
気が滞っているタイプ
ストレスがたまると脇の下やあばら骨の下がはって痛く、ゲップやガスが多くなります。そして肩こりもひどくなります。このような時はまず息抜きが必要。大きなあくびや深呼吸も大事。シソ、ミント、香草などは気のめぐりをよくします。漢方薬では逍遥散がおすすめです。 |