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健康情報

私たちが生活する現代社会は、仕事やストレスなどで今や健康を維持するのが難しい環境となってきています。
現代人の多くが悩まされている主な症状について、中国医学・漢方薬からのアプローチによる対処法をご紹介します。
オゾン水・クリームNew!
発達障害
不妊症 卵子の老化
腰痛
過敏性腸症候群
シミ(肝斑)クスミ
夜中に何回もトイレに起きる方に(夜間頻尿)
飛蚊症
PMS 月経前症候群
男性更年期
パニック障害
認知症
東洋医学的ながん療法
花粉症の季節
過敏性腸症候群
タイプ別ケアで風邪対策
おとなのニキビ
タイプ別肩こり解消法
症状の違いによる不眠症
冷え性でお悩みの方に
不妊症の周期療法
足のつる方

トピックスオゾン水・クリーム

オゾンは医療では火傷・目の治療・口内炎・歯周病などの 治療に使われています。殺菌効果と傷の治癒促進効果です。
オゾンそのものは細菌・ウイルス・皮膚に触れると酸素に変化します。オゾンシグナルが細胞機能を正常化、新しい皮膚細胞が活性化し、それまでの古い細胞が排出されます。

オゾナジェルクリーム
オゾンを植物性グリセリンに溶かし込んだクリーム。防腐剤不使用、無香料・無着色・アルコールフリー・オイルフリー。

トピックス発達障害

日常生活でお子さんに。あれっと思うことありませんか?
  1. 音や光に対して過敏
  2. 書くことや読むこと、計算することのうち特定の事だけが不得意
  3. こだわりが強い
  4. コミュニケーションのとりかたが上手くいかない
  5. やることが衝動的、落ち着いて物事が出来ない
など、あてはまることがありませんか。
きちっとした療育、訓練、心理療法、漢方治療で改善いたしませんか。
臨床発達心理士、臨床心理士、薬剤師がサポートいたします。

トピックス不妊症 卵子の老化

今、全国の不妊治療専門のクリニックに30歳〜40歳代の女性がつめかけているそうです。身体、精神状態はいたって健康なのに妊娠の可能性がかなり低いと診断されています。原因は卵子の老化、卵胞の中に卵子が入っていない方もいらっしゃいます。平井薬局でも年齢的に見ますと30歳後半から40歳代の方が一番多い様です。その中で長い歴史と経験を持つ中国医学の世界では個々の体質、体調を見極めて補腎活血、養血などの効能を持つ漢方薬でホルモンの調整、卵巣の血流改善により卵子の老化を防いで、妊娠しやすい身体の状態にもっていきます。婦宝当帰膠、参茸補血丸などを使います。

トピックス腰痛

腰は腎の器と言う中国医学の考え方があり、腰痛と腎の関係を重要視しています。腎虚(東洋医学的な腎の機能低下)により腰が重だるい・腰から下に力が入らない・下肢がだるい・その他、耳鳴り・難聴などもおこります。お血(血の滞り)、寒湿(冷えと湿気)、湿熱(熱と湿気)なども原因と言われています。冷えによる腰痛には苓姜じゅつ甘湯、独活寄性湯、当帰四逆加茣茱?生姜湯、熱には竜胆瀉肝湯、お血には身痛逐お湯、疎経活血湯、腰が冷え、夜間頻尿には牛車腎気丸、至宝三鞭丸参馬補腎丸がおすすめです。

トピックス過敏性腸症候群

精神的なストレスによって、おなかの調子が悪くなり、下痢腹痛、便秘が繰り返し起こる症状です。急におなかが痛くなって電車に乗れなくなってしまったり、食事に神経質になったりで、日常生活に支障が出ることもあります。漢方治療ではストレスの緩和に柴胡疎肝散、半夏厚朴湯、四逆散を使い、下すタイプには健脾散(参苓白じゅつ散)香砂六君湯、理中丸、真武湯などを使います。便秘傾向の方は調胃承気湯、大甘丸などを使います。

トピックスシミ(肝斑)クスミ

シミは成人女性の多くに見られる顔に生じる褐色のメラニン色素沈着で、女性ホルモンと太陽の紫外線が関係するといわれています。通常、皮膚組織は28日周期で生まれ変わっています。新陳代謝が盛んだと何ヶ月かで新しい皮膚と入れ替わります。ところが皮膚も老化し、新陳代謝が低下しメラニン色素が残ってしまい皮膚沈着が進みシミとなってしまいます。
漢方的に考えますと、シミは血の滞りから起こると考えています。(いわゆるお血)桂枝茯苓丸、冠元顆粒などを使用します。その他抗酸化作用の強い「沙棘」を使用したサプリメントもございます。

トピックス便秘症

便秘はなぜ身体に悪いのでしょうか。食物を食べて、胃、小腸大腸へと進んで消化吸収(通常24時間位)、そして便として排泄されます。便秘傾向の方は食物繊維、水分の不足、動物性食品の摂り過ぎによって、腸の滞留時間が長くなり(48時間位)体内に食物のカス、老廃物などが体内にとどまってしまうことになり、体温が36,5度位なので腸内異常発酵がおこり、有害物質が発生します。その有害物質が腸管から体内に吸収され全身に回っていきます。その時に腸の細胞に変異を起こしポリープや腫瘍の原因の一つになります。吹き出物、ニキビ、乾燥肌。シミくすみなど、肌荒れの原因にもなります。さらに大事な事は腸は人体最大の免疫器官で、リンパ球の60パーセント以上が腸管に集中し抗体の60パーセント以上が腸管で作られています。
体臭、冷え、むくみ、肥満も便秘が原因とも言われています。

トピックス夜中に何回もトイレに起きる方に
     (夜間頻尿)

男性も女性も布団に入って、朝起きるまでに2回から3回以上トイレに起きてしまうことを夜間頻尿といい、回数が増えると睡眠がうまくとれなくなり、旅行なども行きずらくなることもあります。日中は正常の回数で夜間だけ多くなるのが特徴です漢方的に考えますと、腎は水を主るという生理的機能があり、年をとると腎臓の機能がおち、尿量の増加や減少、トイレを我慢出来ないという尿の異常が起こるようになります。このような状態を腎虚という言葉であらわしています。夜間頻尿のほかに足の冷え、腰の痛み、口の渇き、足腰のだるさなどの症状が同時に出る事もあります。
  1. 冷えるタイプ(腎陽虚)
    八味丸 牛車腎気丸
  2. 熱いタイプ (腎陰虚)
    八仙丸 六味丸 杞菊地黄丸 知柏地黄丸

トピックス飛蚊症

加齢や目の病気、生理的なものが原因の場合もあります。目の前に蚊のような小さな浮遊物がちらちら飛んでいるように見え、丸いもの、糸状のものの場合もあるようです。目をこすっても、目薬をさしても消えません。原因の一つは有害な紫外線をあび硝子体の中に活性酸素が発生し、蛋白質や脂質が酸化され、組織がダメージを受け飛蚊症になるようです。若いときはSODという酵素が活性酸素を分解してくれますが加齢によって酵素の分泌が低下し硝子体の酸化がすすみ、劣化すると繊維組織が壊れ、行き場を失った水分が硝子体のなかに浮いてしまい、その中の繊維の部分が写り出され糸くずのようにみえます。漢方的にみますと
  1. 肝腎陰虚
    蚊症のほかに目がかすむ、目の乾燥、異物感、ふらつき、足腰がだるい、耳鳴りなどの症状のある方には杞菊地黄丸がおすすめ
  2. お血
    飛蚊症のほかに唇の色が悪い、舌の裏の静脈が膨らんでいる。痣が出来やすい。顔色がどす黒い。血流が少し悪いタイプです。冠元顆粒がおすすめ。
  3. 気血両虚
    目がかすむ感じで目を滋養できないことが原因です。目の奥の鈍痛、異物感、顔色につやがない。息切れ、動悸、不眠、このタイプの方は八珍湯 十全大補湯 参茸補血丸がおすすめ。

トピックスPMS 月経前症候群

生理前になると辛い症状の出る方が増えています。
  1. 身体の症状
    下腹部の痛み、めまい、手足のむくみ、手足の冷え、便秘、肌荒れ、肩こり、ニキビ、頭痛など
  2. 精神面
    イライラ感、怒りやすい、うつ的症状、無気力感、不安感、集中力が落ちるなど
東洋医学での原因は
  1. 肝気鬱結
    ストレスなどで抑うつ、イライラ、ため息、月経不調、咽喉がつまる感じなどの症状がでます。
  2. 気血両虚
    気不足と血が足りない状態でめまい、無気力、疲労倦怠感、汗が出やすい、爪の色が薄い
  3. 腎虚
    加齢によってホルモンバランスがくずれる。疲れやすいなど
  4. 肝脾不和
    肝の機能が落ちて、胃に影響を及ぼし、胃の機能が落ちてしまいます。胸脇部が張っている感じになり、ゲップ、胸やけ、抑うつ、イライラなど。
PMSに使用するハーブティー
  1. カモミール
    神経を鎮め、リラックス、月経痛の緩和や不眠に
  2. チェストツリー
    黄体ホルモンの分泌促進。プロラクチンのの分泌を抑える。月経不順の改善
  3. ローズヒップ
    生理不順、生理痛の改善
  4. レモンバーム
    イライラの改善
  5. オレンジ
    眠れないときに
  6. ローズマリー
    行促進 気分の落ち込み おなかの張りに
予防する食品類
  1. 発芽玄米 蓮の実 なつめ 食物繊維の多い食品、ごぼう、ブロッコリー、人参、おから、豆製品、青さかな、海草、キノコ、緑黄色野菜など、

トピックス男性更年期

男性ホルモン「テストステロン」が減っていくことにより、男性も女性と同じように心と身体に不調(自律神経の乱れ)が起こる事がわかってきました。特に50歳前後の働き盛りの方が様々なストレスを受けることにより発症しやすくなるといわれています。症状は鬱的傾向、気力がなくなる、イライラ感、疲れが中々抜けない。集中力が無くなる、不眠傾向、頻尿、元気が出ない忘れ物が増えてきた、涙もろくなった。関節や筋肉の痛み、性欲が無くなっている。神経質になっている。下半身に力が無い。など沢山の症状が出ています。
  1. 頻尿傾向、元気のない方は八味地黄丸、牛車腎気丸
  2. 精神不安、動悸、息切れ、不眠傾向の方に天王補心丹や柴胡加竜骨牡蠣湯
  3. 身体に元気が無い、性欲が衰えている方は至宝三鞭丸、参馬補腎丸、補中益気湯
  4. 抑うつ傾向の方には抑肝散加陳皮半夏、
  5. 眠れない方、食欲のない方は加味帰脾湯

トピックスパニック障害

心(精神面)により身体の不調を訴える方が増えています。強い不安感で動悸、めまいフワフワ感、血圧上昇、呼吸困難、閉鎖空間にいられない。つまり電車に乗れない。などといった症状が嵐のように襲ってきます。漢方の治療
  1. 心気虚
    心のパワー不足で動悸、息切れ、ダルサ、めまい、不安感、汗をかきやすい漢方の処方 炙甘草湯 生脈散 柴胡桂皮湯酸棗仁湯 半夏厚朴湯など
  2. 心血虚
    心の栄養不足で不眠、くよくよする、動悸、夢を多く見る、めまい、健忘漢方の処方 帰脾湯 婦宝当帰膠など
  3. 心陰虚 (体液不足 老化 過労)
    不眠 動悸 めまい 健忘 口の渇き 寝汗 手足の裏のほてり 漢方の処方 天王補心丹 地柏地黄丸
  4. 肝気鬱結
    怒りっぽい イライラ 抑うつ状態 胸がつまる感じ 動悸 不安感など漢方の処方 加味逍遥散 半夏厚朴湯などパニックの発作は長く続くわけではありません。短時間で治まることが多いので恐怖感や不安感を早く取り除くことが大事です。

トピックス認知症

認知症は脳や身体の病気を原因として、記憶、判断力などに障害が起こり、日常生活が困難な状態、認知症多くは血管性とアルツハイマー型で全体の80%を占めるといわれています。レビー小体型もあります
  1. 血管性認知症
    脳の血管が詰まったり、破れたりすることで、その部分の脳の働きが悪くなることにより起こります。多くは脳梗塞の多発が原因。
  2. アルツハイマー型認知症
    大脳の萎縮(側頭葉、頭頂葉)老人斑 神経細胞の脱落、神経伝達物質の異常によって起こることが多いようです。又年齢も危険因子で家族歴、遺伝、動脈硬化も関係していると言われています。高血圧、高脂血症、糖尿病、飲酒、タバコ、肥満も要注意です。レビー小体型は幻視、幻聴がでています。物忘れとは基本的に違います。
東洋医学的に見ますと
腎虚とお血(血の流れが滞っている状態)が関係しています
  1. 腎虚
    脳を養い、精をためておくのが腎の作用で、弱ると老化が早まり、免疫も落ちてきます。処方は参馬補腎丸、杞菊地黄丸、至宝三鞭丸などです。
  2. お血
    脳の血管は細いため詰まりやすく、粘っこい血液脆くなった血管は脳梗塞、出血のリスクを高めます。いつまでも血液サラサラが大事。処方は冠元顆粒などです。
腎に良い食品はくるみ、黒ゴマ、栗、クコの実、山芋、エビなどを毎日少しずつ食べていくと良いでしょう。お血に良い食品は青魚、玉ネギ、黒きくらげ、シナモン、ニンニク玄米などです。今、注目されている漢方薬は幻覚や妄想のでるレビー小体型に抑肝散の服用が効果的です。脳の神経細胞の死を抑制する効果が確認されました。
  1. ドライアイ
    この頃、目がごろごろする。目の充血、眼精疲労、目が痛むなどの症状を感じたことはありませんか。眼精疲労の約60%はドライアイといわれています。涙は目を潤すだけではなく角膜に栄養や酸素を与え、目に入った異物を洗い流し、細菌やウィルスに対し殺菌作用まで行います、涙が減ってくると目の乾燥が生じます。これがドライアイと言われる症状です。東洋医学では目を養っている内臓は肝臓としています。そして肝臓を支えている内臓は腎臓と考えています。処方は杞菊地黄丸です。
  2. 夜間頻尿
    夜中にトイレに行く回数が増えてしまうことを指し、一般的には2回から3回以上トイレに行く事を指しています。日中に関しては正常なことが多いです。回数が増えるほど睡眠に影響が出て不眠傾向になってしまいます。東洋医学的に考えますと、腎との関係があり、腎虚という言葉で表現します。尿量の増加の他に目のかすみ、足腰のだるさ、手足の冷え、尿の出が悪いなどの症状も出てくることもあります。そこで補腎薬です。冷えている方は八味丸や牛車腎気丸が効果的です。ほてる方には八仙丸や六味丸、瀉火補腎丸です。

トピックス東洋医学的ながん療法

東洋医学的ながん療法
まず第一に身体全体から情報をつかみます。
今、出ている症状が
  1. 生活の質の向上
  2. 副作用の軽減
  3. 生存期間をどれだけ延ばすことが可能か、生存率
  4. 再発、転移の軽減
例えば抗がん剤を使うことにより、ガンの縮小が見られても身体全体のダメージが多すぎたり、生活の質が低下、生存期間を延ばす事が出来ないならば意味がないと思います。心身ともに受けたダメージを回復させ治療効果を向上させることが東洋医学の治療の目的です。身体の今現在おかれている状況が
  1. 気虚(気の不足・パワー不足)
    体力低下、元気が無い、顔色が青白い、息切れ、食欲不振治療法として補気(気を補う)補中益気湯、六君子湯、ルミンA(免疫を上げる)
  2. 血虚(血が不足している)
    治療法として補血(血を補います)当帰芍薬散、婦宝当帰膠、人参養栄湯、加味気脾湯
  3. 陰虚(体液不足)
    痩せている、咽喉が渇く、肌の乾燥、夕方以降の微熱手足のほてり感又は放射線治療、末期がん、白血病、肺がんなども治療法は六味丸・杞菊地黄丸・天王補心丹、八仙丸、けい玉膏など
  4. 陽虚(エネルギー不足)
    手足の冷え、疲労しやすい、夜間頻尿末期がん、抗がん剤・放射線治療後の体調不良治療法として補陽(陽気を補います。エネルギーの補給)参馬補腎丸、牛車腎気丸、至宝三鞭丸、十全大補丸など

トピックス花粉症の季節です

毎年2月に入りますと、クシャミ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、咽喉の痛み頭痛など、沢山の症状が出るアレルギー性鼻炎の季節になります。
人の身体は花粉、ハウスダスト、細菌、ウイルスなどが入り込もうとするとこれらを排除しようとする力が働きます。これが「抗原抗体反応」で正常時は身体を守ろうとしますが、あまりに多過ぎるとアレルギー反応となり、自分の身体を攻撃してしまいます。結果として様々な症状で苦しんでしまいます。
中国医学では身体を守る手段として「衛気」という考えかたがあります。「衛気」は身体を守る見えないバリアで、目、鼻、咽喉などの粘膜に存在して外敵を阻止します。
現代医学的には、粘膜の中のIgAという抗体があり、花粉、細菌、ウイルスが粘膜につくことを阻害し身体を守ってくれます。IgAは全抗体の60〜70%を占めており、日夜戦っているわけです。これらの戦いに敗れると症状がでてきます。
このような時に玉屏風散(衛益顆粒)やルミンの服用で衛気を高め、粘膜を正常に守ってくれます。

今、出ている症状が
  1. クシャミ、透明な鼻水、目、咽喉の痒み、身体が冷えて、水分の調節がうまくいかない状態には
    小青竜湯 麻黄附子細辛湯 桂麻各半湯
  2. 粘った黄色の鼻水、鼻づまり、目や咽喉の痒み、痛みなど身体の中に熱がこもっている状態
    涼解楽 鼻淵丸 荊芥連翹湯
毎年繰り返す症状を軽くする体質改善は
  1. 免疫の強化
    ルミンの服用
  2. 胃腸が弱く、食欲がない、もたれやすい方
    胃腸機能を整え水分代謝を調整する
    六君子湯 補中益気湯 人参湯
  3. 呼吸器が弱い方、体力がない、疲れやすい方に(アトピー性皮膚炎、喘息傾向)
    呼吸器系を丈夫にし、病気に対する抵抗力をあげます
    八仙丸 冬虫夏草
  4. 身体が冷えて、透明な鼻水、体温が低い
    参茸補血丸 八味丸 双料参茸丸
日常の注意
気温が上がり、風の強い日、雨の降った次の日は特に注意が必要。外出するときは必ずマスク・帽子・めがねなどで花粉を身体に入れないようにすることが大事。
睡眠不足、たばこ、お酒、鼻を刺激する香辛料、冷たい飲み物、生野菜、刺身などはなるべく避けましょう。
極端に甘いもの味の濃いもの、油のつよいものも避けましょう。

トピックス過敏性腸症候群

特徴は精神的なストレスを受けることによりお腹がゴロゴロ、腹痛、膨満感を伴う下痢や便秘が交互に起こります。土曜日や日曜日は何でもないのに月曜日になると下痢になり、通勤時もトイレに駆け込んでしまうという方もいらっしゃいます。
漢方治療は下痢と便秘の両方を同時に治療できなおかつ気持ちを明るくする働きのある処方もあり習慣性もありません。
  • 腹痛、下痢と便秘、便が細く出るあるいはころころと兎のふん状、ガスがたまって膨満感、土日はなんでもなく月曜日から悪化
    →おススメ漢方:加味逍遥散、啓脾湯、六君子湯など
  • 腹痛とともに下痢と便秘を繰り返す方には桂枝加芍薬湯便秘がひどい時には桂枝加芍薬大黄湯など
  • お腹が冷えた感じで腹痛があり、温めると楽になるタイプには大建中湯、理中湯、あるいは真武湯+人参湯など
  • 腹痛は無く、下痢と便秘を繰り返す。便やガスの臭いが強く、もたれ感、むかつき、口臭、お腹が鳴る、食欲不振膨満感があり、お酒、辛いものの取りすぎで悪化することがあります。半夏写心湯など。

トピックスタイプ別ケアで風邪対策

ひと口に風邪といっても症状は人によってさまざまです。どんな風邪でも同じ手当てで良いわけではありません。風邪かなと思ったら、まずはどのタイプかを見分け、タイプに応じてケアしていきましょう。
タイプ 特徴 方剤
赤い風邪「風熱型」 のどの腫れや痛み、急な発熱など。熱を冷まし、炎症を抑えることが必要です。 天津感冒片、板藍根
青い風邪「風寒型」 背筋がゾクゾクして寒気がする、水っぽい鼻水が出る、頭痛がするなど。身体を温めながら発汗させるのが一番! 葛根湯、小青竜湯、くず湯
黄色い風邪「風湿型」 ウイルスにより胃腸の粘膜が炎症を起こし、下痢や吐き気などを伴う。体内に滞っている余分な水分を取り除くことが重要です。 勝湿顆粒
その他にも、繰り返し風邪をひく虚弱体質タイプには、免疫力を高める衛益顆粒を。また、赤い風邪タイプの場合、熱が下がってからの体力回復期には西洋人参がお薦めです。
今年はインフルエンザの流行が昨年より1ヶ月半も早いようです。基本の手洗い、うがいはもちろんのこと、それでもダメなら漢方のタイプ別ケアで風邪を吹き飛ばしましょう!

トピックスおとなのニキビ

25歳〜40歳の女性に多く見られ、口の周りやあごなどに吹き出物のように出ています。多くはホルモンの乱れが原因とされています。生理周期のように出る時期が決まっていて、生理の前に悪くなり、生理の後に回復します。また生理不順のかたにも多く見られます。
  • 白いニキビ・・・毛穴に見られる白い丘疹で、押すと黄白色の角質類が出てくる
    →おススメ漢方:清上防風湯・天津感冒片・涼血清営顆粒
  • 赤いニキビ・・・赤いブツブツができ、化膿しているところもある。尋常性ニキビ
    →おススメ漢方:清上防風湯・天津感冒片・涼血清営顆粒
  • 黄色いニキビ・・・赤く化膿し、膿がたまった状態
    →おススメ漢方:黄連解毒湯・竜胆瀉肝湯・防風通聖散
  • 黒いニキビ・・・暗紅色の結節ができている
    →おススメ漢方:温胆湯・冠元顆粒
予防には・・・
脂性の皮膚の方は熱がたまりやすいので板藍茶がおすすめです。刺激の強い食べ物をさけて、果物、青汁、野菜などをよくとり、便秘にならないようにすることが大事です。
また、ニキビにふれたり、つぶしたりしないでよく洗顔しましょう。過労に注意し、睡眠を十分にとりコーヒーではなくお茶がおすすめです。

トピックス熱中症 夏バテ対策

熱中症は身体の中と外の暑さによっておこる身体の不調で四肢の痛み、腹痛、めまい、唇がしびれる、顔色が悪くなる。疲労感、頭痛、吐き気などの症状がでることがあります。軽度の場合は氷で冷やし、スポーツドリンクのような塩分と糖分を含んだものを摂ります。症状の重い方は医師にかかる必要があります。漢方的予防はスポーツドリンクに麦味参顆粒(生脈散)を溶かして常に飲んでいるとかかりにくくなります。夏バテのメカニズムは夏から秋にかけて慢性疲労、食欲不振が続く場合があります。これが夏バテです。原因は暑さ、睡眠不足、冷たいものの摂りすぎ、室内と室外の温度差が原因だとされています。漢方的考え方は気と血と水の失調、胃腸機能が弱まり疲れやすい状態です。漢方薬は清暑益気湯、補中益気湯六君子湯、西洋人参、プラセンタ製剤など胃腸の働き、元気の出るものがメインです。胃腸の働きが改善されると栄養のあるものがとれ、身体が改善されていきます。とにかくシンドイ方は牛黄清心丸がおすすめ。おなかが冷えて軟便、下痢になってしまったら?香正気散や五苓散、人参湯をおすすめします。

トピックスタイプ別肩こり解消法

20歳代〜30歳代の女性70%以上の方が肩こりを訴えています。
肩こりは急性の筋肉の外傷によって起こる場合や心理的なものを除いて、ほとんど姿勢による負担増と運動不足によるものと考えられています。肩の筋肉が損傷を受けると炎症反応により部分的に血行不良になり筋肉が硬くなってきます。普通は自然に回復してきますが、慢性化することもあります。不安や怒りが交換神経を刺激することにより局所の血行不良を生じさせ、痛みを起こす物質を作り出すといわれています。
血行不良タイプ
肩が石のように硬く、マッサージする側も大変な状態。肌の色が暗く、シミや目の下にくまがあります。ふくらはぎに静脈が浮き出たり、女性では月経痛が酷い人もいます。
対処法は軽く汗をかくくらいの運動をし、脂っこい食事、習慣的なアルコール摂取を減らし、新鮮な野菜をたっぷり取ることが大事です。漢方薬として丹参(冠元顆粒)の服用はさらに効果的です。
気が滞っているタイプ
ストレスがたまると脇の下やあばら骨の下がはって痛く、ゲップやガスが多くなります。そして肩こりもひどくなります。このような時はまず息抜きが必要。大きなあくびや深呼吸も大事。シソ、ミント、香草などは気のめぐりをよくします。漢方薬では逍遥散がおすすめです。

トピックス症状の違いによる不眠症

目がさえてなかなか眠れない。動悸を感じて眠れない。眠りが浅く周りの音を感じて熟睡できない。朝早く目がさめてしまう。というように不眠を訴える方が増えています。ストレスや過労、食事の問題、夜型人間の増加によって起こることが多いようです。
疲れやすい、身体のだるさを訴える方
体質の弱い方や老化、胃腸機能の低下などにより身体に必要な栄養素が足りなくなると、脳の興奮状態になるため不眠傾向になりやすくなります。
  • 血の不足による不眠
    夢を見ることが多く目がさめやすい。心配性、胃腸虚弱、動悸、物忘れ、やる気がない、食が細い、めまいを訴える、生理不順などの症状が出ている方には加味帰脾湯がおすすめ。
  • 潤い不足による不眠
    口やのどの渇き、のぼせやほてり、特に手足のほてり、動悸、足腰がだるい、めまい、耳鳴り、寝汗をかく方に天王補心丹がおすすめ。
疲れやすい、身体のだるさのない方
すぐイライラして不眠
ストレスがたまることで脳が興奮状態になり不眠。寝つきが悪い、怒りっぽい、おなかが張る、のどの詰まった感じ、口が粘る、口が苦い。このような方には精神安定作用のある西洋人参茶、菊花茶がおすすめ。またストレスにより気のとどこうりが生じると、身体の機能低下が起こります。漢方薬は酸棗仁湯や逍遥散が効果を出します。

トピックス冷え性にお悩みの方に

冷え症は思春期や更年期の女性によく見られます。全身冷えている方、手や腰、足先の冷えている方など原因や体質によって冷えている場所も異なります。
冷えがさらに進みますと、瘀血(血液の流れが悪くなる)になりがちです
その他に疲れやすい、貧血傾向、肌荒れ、めまい、顔色が悪いという症状もお持ちの方は、気血両虚というタイプなので漢方薬は婦宝当帰膠がおすすめ。黒蜜の味で紅茶にお砂糖のかわりに入れて飲んでもよいです。
冷えによい食材はエビ、牛肉、生姜、にんにく、にら、黒キクラゲなど、さらに米、麦などの穀類や大根、ニンジンなど根菜でエネルギーをたくわえることが大事です。紅茶に黒砂糖や生姜を入れて飲むのも一つの方法です。

トピックス不妊症の周期療法

周期療法の特徴は、生理周期に合わせて漢方薬を使い分けて妊娠の確率を高めることです。
生理期
生理が始まった日から終わる日までの期間。活血薬と理気薬を併用して子宮をきれいに大掃除をする時期です。
●瘀血(おけつ)タイプ
生理痛がひどく、月経血が黒ずみ、レバー状の固まり
芎帰調血飲第一加減 冠元顆粒 加味逍遥散 田七人参など
●血虚タイプ
月経血少ない、生理期間が短い
当帰芍薬散 婦宝当帰膠 芎帰調血飲第一加減など
●気虚タイプ
ダラダラ続く、下痢しやすい
田七人参 帰脾湯など
低温期
エストロゲンの分泌によって卵胞が発育し排卵する時期。子宮内膜が少しずつ増殖、生理後に不足しがちな「血」を補い、卵胞の成長を助ける薬を使います。
杞菊地黄丸、参茸補血丸、知柏地黄丸、プラセンタ(ビタエックス)など
排卵期
卵胞膜を破って卵子が飛び出す時期。排卵をスムーズにするため
冠元、血府逐お丸など
高温期
卵胞が黄体に変化し、子宮内膜が柔らかくなっていく時期。成長、着床、発育を助けるために温補腎陽、益精養血、参茸補血丸、至宝三鞭丸、海馬補腎丸、婦宝当帰膠、帰脾湯、補中益気湯、十全大補湯など
このように各周期にあわせた漢方薬を使うことによって、丈夫な赤ちゃんを授かる身体をつくっていきます。

トピックス足のつる方

ゴルフの後に足がつる、夜寝ていて急につる、水泳中に急に足がつるというように、よくある症状です。原因は筋肉の収縮及び弛緩のバランスをとっているミネラル類(カルシウム、マグネシウム、カリウムなど)が不足して筋肉が急に収縮することによって痛みを発生させます。さらに急激な運動、冷え、水分の不足による血行不良によっても起こります。
漢方治療
第一番目には芍薬甘草湯を使い、たびたびつる方には気と血の流れを良くする十全大補湯や婦宝当帰膠がおすすめ。
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